人間学群学生のベトナム・ホーチミン訪問(3) 参加学生による研修報告

このことに関する報告は、これまで2回行いました。今回は、参加学生による報告を掲載します。写真を含めて、学生目線の報告は、とても新鮮に映ることと思います。なお、学内においては、次の日時において参加学生による報告会を開催します。

◆人間学群報告会

開催日時: 平成28年2月17日(水)16時から17時まで

 会  場: 筑波大学2A411教室

<以下、参加学生の報告です。>

日本とベトナムの障害児教育の交流およびホーチミン師範大学、ドンズー日本語学校との学生交流のため、2015年10月31日から11月5日の6日間をかけベトナムへ研修に行って参りました。

あっという間だった1週間の研修の中で特に印象に残ったことが二つあります。一つ目は、障害児教育に従事する先生方の熱心な姿です。大学で心理学を専攻している私は、障害児教育についての知識はほとんどなく、教育の現場を見るのは初めてのことで専門的なことはわかりませんでした。しかし、ベトナムの特別支援学校に訪問し、重複障害児の授業を行う先生の姿を見て、楽しそうに情熱を持って活動していることは直感的に伝わってきました。そして、そのような熱心な先生の授業を受けている児童達も生き生きと授業を受けているようでした。けれど、このようにベトナムの先生方だけではなく、研修に同行されていた筑波大学附属特別支援学校の先生方の授業は、経験と情熱に裏付けされた、学ぶ楽しみに溢れた雰囲気の指導をなさっていてとても印象的でした。

二つ目は、ホーチミン師範大学とドンズー日本語学校での学生交流の中で見た、学生たちのキラキラした目です。ベトナムの学生は様々なことを学べる環境に感謝し、自らの目標に向けて貪欲かつ積極的に大学生活を送っているようでした。その中で時より見せる人生を心の底から楽しんでいるようなキラキラした目は、大学で学べることが当たり前のことかのように大学生活を過ごしている自分に対して、今いる自分の境遇のありがたさを再認識させてくれるものでした。他にもベトナムで学び、経験したことは尽きませんが、なによりもこのような素晴らしいベトナム研修の実現させてくださった筑波大学の関係者の方々および研修先のベトナムで関わった全ての方々に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

人間学群心理学類 岡 元紀

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