人間学群主催の特別講演会の開催報告

平成27年度人間学群主催特別講演会を次のように開催しました。 

日 時: 平成27年12月23日(火・祝) 13時~15時

会 場: 筑波大学第二エリア 2B412教室

講 師: 井上 惠嗣 氏(文部科学省初等中等教育局特別支援教育課課長)

演 題:「文部科学行政に携わっておもうこと~筑波大学人間学類での学びを振り返って」

 

特別講演会は、社会の第一線で活躍する人間学類の卒業生を講師として招聘し、在学生向けにキャリア教育の一環として行うものです。人間学群コア・カリキュラムにおいても、同じ趣旨で卒業生による講義「キャリアデザイン入門」(学群1年次生必修)を開講していますが、本講演では、対象を学群学生に限定せず、広く大学院生、教職員にも公開するものです。講師としては、文部科学省初等中等教育局特別支援教育課の井上惠嗣課長をお迎えしました。井上氏は、筑波大学人間学類(心理学主専攻)を卒業後、筑波大学大学院修士課程教育研究科に進学し、教育学を修められました。その後、文部科学省に奉職され、現在、特別支援教育課の課長として我が国の特別支援教育の推進にご尽力いただいております。人間学群は、教育学、心理学、障害科学から構成されていますので、まさに全ての分野に関わっていらっしゃるという意味で、講演者として最もふさわしい方です。 

年末の卒業論文、修士論文の提出時期と重なる休日での開催でしたので、参加者がどれくらい得られるのか心配をしておりましたが、40名ほどの学生、教職員に参加をいただきました。井上氏からは、学生時代に国家公務員を志望した動機や試験対応、文部科学省において海外勤務など含む多様な職務経験を重ねてこられたことを、きびしくも、いきいきとお話をいただきました。趣味の天体写真をご紹介いただいたときの柔和な表情は、まさにお人柄を垣間見るときでもありました。改めて私たちに、文部科学省における行政の仕事とは何かを理解するきっかけの提供とともに、職業人として国際的な感覚をもって旺盛な好奇心と、柔軟な姿勢で学びつづけることの大切さをお示しいただきました。

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講師と参加学生と

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講師と参加教員と