在校生・修了生からのメッセージ

石田 昌誉(筑波大学大学院教育研究科障害児教育専攻 2004年度修了)

聴覚障害教育・研究支援室での手話による交流

聴覚障害教育・研究支援室での手話による交流

もっと知的障害の勉強がしたい!と思い障害児教育専攻に進学しました。いざ進学してみると、今まで触れることのできなかった視覚や聴覚・言語などすべての障害領域を勉強することができ、新鮮な毎日でした。それは、障害児教育専攻自体が何々障害別に分かれていないためです。35人が集う院生控え室などでも、異なる領域を学んでいる、各地から進学してきた同級生と1つの障害領域にこだわらずに、ざっくばらんに語り合えるのが魅力です。
また、臨床実習も充実していて、先生だけでなく、博士課程の先輩からも多くのアドバイスなどをいただけ、厳しくも楽しい実習になっています。そして、先生方も気さくな方が多いので普段からよく相談にものってくださいますし、最新の研究の動向や、授業では教えてくれない学問的におもしろいお話を気軽にしてくれ、楽しい日々を過ごしています。
障害児教育専攻は、教員、学生ともの人材が豊富でさまざまな刺激を受けることができ、充実した2年間を過ごせることでしょう。

内田一成(筑波大学大学院教育研究科障害児教育専攻 1978年度修了)
東京成徳大学 教授

私は教育研究科障害児教育専攻の第1回修了生で、現在、大学で障害児・者に関連した科目を担当しております。1987年には日本行動療法学会内山記念賞、1990年には日本特殊教育学会研究奨励賞受賞の光栄に恵まれました。これは何といっても、トップレベルの教授陣によるご指導、優れた教育・研究設備、およびソフトボールや麻雀などの名(迷?)手揃いの教授陣との対戦で培っていただいた研究的叡智の賜物であります。

常見恭子( 旧姓, 丸山)(筑波大学大学院教育研究科障害児教育専攻 1987年度修了)
埼玉県障害者リハビリテーションセンター

視覚障害学生(左)と学習補助者(右)による点訳の校正

視覚障害学生(左)と学習補助者(右)による点訳の校正

私が学んだ教育研究科はユニークな仲間たちの集まりでした。様々な視点から障害児教育を語り合い、留学生から各国の教育事情を聴けたことは貴重な体験でした。キャンパスには充実した図書館や体育施設があり、それらをフルに活用し学生生活を過ごすことができました。
現在の仕事に就いたのは教育研究科の諸先生や友人、障害者の皆さんとの出会いと励ましがあったからです。これからも多くの方が教育研究科に進学されることを願っています。