筑波大学人間系では、活動の一環として平成24年(2012年)度より「人間系コロキアム」を開催しています。
本コロキアムでは、人間系教員 原島 恒夫先生による講演会を予定しております。
コロキアムは以下のとおり、オンライン開催としております。皆さまのご参加をお待ちしております。
日 時: 2023年12月13日(水)12:15〜13:15
※ 質疑応答も含めての時間としております。
場 所: Zoomによるオンライン開催(事前登録制)
参加方法: こちらのフォームから登録してください。
https://forms.gle/qLBZHJAuHbYswnRj6
(登録したメールアドレス宛にオンライン参加のためのURLを送付いたします)
題 目: 聴覚障害児の日本語習得におけるキューサインの活用と米国のビジュアルフォニックス
筑波大学人間系障害科学域 原島 恒夫 先生
講演内容:
聴覚障害教育における大きな課題の1つとして日本語音韻の習得があります。聞こえる子ども達においては、乳幼児期から母語音声にさらされることにより日本語の音韻が自然に習得されますが、聴覚障害児においては自然に習得されにくいという課題があります。聴覚情報入力が不十分である聴覚障害児に対し、我が国ではかなり昔から聴覚障害児の発音指導や音韻獲得を助けるための手指サイン(以下キューサイン)が活用されてきました。筆者は7年前からキューサイン研究会を立ち上げ、このキューサインの特徴や活用方法についての研究を続けてきました。
ところで、米国(オハイオ州)でもこのキューサインに類似したものとしてビジュアルフォニックスが活用されております。本コロキウムでは、日本のキューサインと米国のビジュアルフォニックスとを比較することにより、その特異性や有効性についてご紹介いたします。
お問い合わせ先:筑波大学人間系リサーチラウンジ
(research#@#human.tsukuba.ac.jp)
「#@#」を「@」に置き換えてください。