筑波大学人間系では、活動の一環として平成24年度より「人間系コロキアム」を開催しています。
本コロキアムでは、人間系教員 小林秀之先生による講演会を予定しております。
コロキアムは以下のとおり、オンライン開催としております。皆さまのご参加をお待ちしております。
日 時: 2022年11月9日(水)12:15〜13:15
※ 質疑応答も含めての時間としております。
場 所: Zoomによるオンライン開催(事前登録制)
参加方法: こちらのフォームから登録してください。
https://forms.gle/1QgYruuDUM8JH9jZ9
登録したメールアドレス宛にオンライン参加のためのURLを送付いたします。
題 目: 我が国の視覚障害教育の果たしてきた役割をどう継承していくのか
筑波大学人間系障害科学域 小林秀之 先生
講演内容:
視覚障害は低発生障害ともいわれ、学齢期においては0.03%程度の割合であると推測できます。その一方で、明治11(1878) 年に京都で創設された「京都盲唖院」から数えて、日本型盲学校は140年以上の歴史を有しています。我が国では、平成26 (2014)年に障害者の権利に関する条約を批准し、日本型インクルーシブ教育システムが推し進められていますが、視覚障害特別支援学校(盲学校)における在籍者数の減少はそれよりはるか前から進み減少の一途をたどっています。具体的には、昭和34 (1959)年の10,264名をピークに令和3(2021)年度には、2,366名にまで減少しているところです。
このような現状の下、視覚障害児のインクルーシブ教育を支える交流・共同学習や、視覚障害特別支援学校、小・中学校に在籍する視覚障害児が共に学ぶ機会を提供する「視覚障害生徒のための科学へジャンプ」の取り組みなどを話題として取り上げ、これまで培われた視覚障害教育がどのように展開されていくのかを考えます。
お問い合わせ先:筑波大学人間系リサーチラウンジ
(research#@#human.tsukuba.ac.jp)
「#@#」を「@」に置き換えてください。