筑波大学人間系研究戦略委員会では、活動の一環として平成24年度より「人間系コロキアム」を開催しています。国内・外からの招聘講師による講演に加えて、人間系所属教員による講演を企画し、人間系所属教員を中核とした領域横断的研究の更なる推進を目指しております。 今年度第3回目の開催となる本コロキアムでは、人間系心理学域教員の宇佐美慧先生による講演会を予定しています。 教員、大学院・学類学生の他、広く多くの方々のご参加をお待ちしております。
日 時:2014年11月26日(水)16:00~
場 所: 筑波大学 人間系学系棟B532 (交流会:於人間系学系棟B532)
タイトル: 「データの独立性の仮定と調査・実験デザインの設計」
講演内容:
統計的手法は教育学・心理学を含めた様々な分野の量的研究における縁の下の力持ちである.伝統的な統計モデルでは,各データが互いに独立に得られる,例えばある人のデータが分かっても他の人のものについてはわからないことを仮定している.ところが,同じ教育環境を共有する同じ学校の生徒間のデータなど,しばしばこのような仮定が不適当な状況がある.
本発表では,データの独立性が満たされないときに,統計的分析上どのような問題が生じるのかについて,極力,予備知識がなくても理解できるように解説する.特に,データ数と適切な調査・実験デザインの設計の関係に力点を置き,また実験デザインの設計に関する最新の話題も紹介する.
プログラム
16:00~17:30 講演・質疑応答
17:40~ 交流会(於:人間系学系棟B532)
進行:大六一志
主催:筑波大学人間系・研究戦略委員会
問い合わせ先:筑波大学人間系研究戦略委員会事務局(research#@#human.tsukuba.ac.jp) ※ 「#@#」を「@」に置き換えてください。