筑波大学人間系では、活動の一環として平成24年(2012年)度より「人間系コロキアム」を開催しています。
本コロキアムでは、人間系教員 勝田 光先生による講演会を予定しております。
コロキアムは以下のとおり、オンライン開催としております。皆さまのご参加をお待ちしております。
日 時: 2024年1月10日(水)12:15〜13:15
※ 質疑応答も含めての時間としております。
場 所: Zoomによるオンライン開催(事前登録制)
参加方法: こちらのフォームから登録してください。
https://forms.gle/BPVWxerq7cHMrRd8A
(登録したメールアドレス宛にオンライン参加のためのURLを送付いたします)
題 目: 子どもは絵本を通して戦争をどう理解するか:小中学生の読みの日米比較に基づく文学教材の開発
筑波大学人間系教育学域 勝田 光 先生
講演内容:
国語科においては、小学3年生から高校まで戦争文学教材を毎年一つ読むことが多い。ところが、国語教科書収録作品は「第二次世界大戦もの」、それも戦争の犠牲になった子どもを主人公にした作品に偏っている。同じような作品を繰り返し読むことになる生徒は、「戦争は駄目だということがわかった」と紋切り型の感想を書くか、時には、戦争文学教材を読むことに拒否反応を示すこともある。どんな作品であれば、国語科で戦争文学教材を読むことが生徒にとって意味のある学びになるだろうか。この問いを追究するために、日米の小中学生を対象にして、戦争について知っていることを自由に書き、その後、2冊の絵本(教科書収録作品「せかいいちうつくしいぼくの村」と本調査のために選んだ作品「せんそうがやってきた日」(小5)、「ウサギ」(中2))を読み、感想を書いたり話し合ったりする調査を行った。本コロキアムでは、この調査結果を報告する。
お問い合わせ先:筑波大学人間系リサーチラウンジ
(research#@#human.tsukuba.ac.jp)
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