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第34回 人間系コロキアム(5/10/2017)のご案内

筑波大学人間系研究戦略委員会では、活動の一環として平成24年度より「人間系コロキアム」を開催しています。平成25年度からは、国内・外からの招聘講師による講演に加えて、人間系所属教員による講演を企画し、人間系所属教員を中核とした領域横断的研究の更なる推進を目指しております。平成29年度第2回目の開催となる本コロキアムでは、人間系教員の米田宏樹先生、カマル・ラミチャネ先生、川口純先生による講演会を予定しています。 教員、大学院・学類学生の他、広く多くの方々のご参加をお待ちしております。

日  時:  2017年5月10日(水)12:15~ 13:15  

場  所:  筑波大学  文科系修士棟8B210

講  演:「教員養成に見る開発途上国・新興国における
                                                                  インクルーシブ教育の現状と課題
              ―人間系プロジェクト・インクルーシブ教育システム研究を目指して―  」   
                         筑波大学人間系 米田宏樹、カマル・ラミチャネ、川口純

講演内容:
 新興国や開発途上国では、その国独自の特別教育や統合教育の実践とそれにもとづく知見が十分に蓄積されていないまま、インクルーシブ教育が外から導入されたことで、障害のある子にとっても障害のない子にとっても、その質が十分に担保されないままに教育が実施されているとの指摘があります。インクルーシブ教育は、各児童の個別のニーズに教育の供給側が対応する必要があるため、供給側の核となる教師の養成が重要施策として位置付けられます。今回は、義務教育段階におけるインクルーシブ教育に資する教員養成に焦点を当て、ネパール、マラウイ、ケニア、タイのインクルーシブ教育と教員養成の実情について報告します。各国の教育制度、障害児教育の歴史、文化、インフラ等、教育の状況は大きく異なります。各国・地域の実情に応じたインクルーシブ教育システムを構築するための理論と実践に寄与する人間系研究プロジェクトの推進について、意見交換ができればうれしいです。

プログラム: 12:15~13:15  講演・質疑応答

進行:國分 麻里

主催:筑波大学人間系・研究戦略委員会

問い合わせ先:筑波大学人間系研究戦略委員会事務局(research#@#human.tsukuba.ac.jp)
  ※ 「#@#」を「@」に置き換えてください。

添付資料:コロキアムポスター34th Poster

 

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