筑波大学人間系研究戦略委員会では、活動の一環として平成24年度より「人間系コロキアム」を開催しています。平成25年度からは、国内・外からの招聘講師による講演に加えて、人間系所属教員による講演を企画し、人間系所属教員を中核とした領域横断的研究の更なる推進を目指しております。平成28年度第8回目の開催となる本コロキアムでは、人間系教員の唐木清志先生による講演会を予定しています。 教員、大学院・学類学生の他、広く多くの方々のご参加をお待ちしております。
今年度から、時間と場所を変更して開催しておりますのでご注意ください。
日 時: 2017年1月11日(水)12:15~ 13:15
場 所: 筑波大学 文科系修士棟8B210
講 演:「教育改革にサービス・ラーニングが果たす役割」
筑波大学人間系 唐木清志
講演内容:
サービス・ラーニング(Service-Learning)は、学校における学びと社会における学びを統合させ、社会的活動を通して市民性の育成を目指した教育方法と定義できる。幼稚園から大学まで、授業や諸活動に導入され、主体的・対話的で深い学びを促すという意味では、アクティブ・ラーニングの一形態と捉えることもできよう。
アメリカで1990年代に入ってから注目されたサービス・ラーニングは、大学教育を中心に、今日では日本においても数多く導入されるようになった。また、サービス・ラーニングという言葉を使わないまでも、日本の小学校・中学校・高等学校ではすでに、サービス・ラーニングと解釈できる実践が盛んに実施されている。
昨今の教育改革論議を踏まえ、「教育改革にサービス・ラーニングが果たす役割」について論じてみたい。授業を活性化できるという側面だけでなく、社会における学校の役割を再考するという意味において、サービス・ラーニングについて考えることは有効であろう。
プログラム: 12:15~13:15 講演・質疑応答
進行:佐藤 有耕
主催:筑波大学人間系・研究戦略委員会
問い合わせ先:筑波大学人間系研究戦略委員会事務局(research#@#human.tsukuba.ac.jp) ※ 「#@#」を「@」に置き換えてください。
添付資料:コロキアムポスター31th Poster