筑波大学人間系では、活動の一環として平成24年(2012年)度より「人間系コロキアム」を開催しています。
本コロキアムでは、人間系教員 タスタンベコワ・クアニシ 先生による講演会を予定しております。
コロキアムは以下のとおり、オンライン開催としております。皆さまのご参加をお待ちしております。
日 時: 2026年11月11日(水)12:15〜13:15
※質疑応答も含めての時間としております。
場 所: Zoomによるオンライン開催(事前登録制)
参加方法: こちらのフォームから登録してください。
https://forms.gle/Ch9tqnAA1QYTANSe8
(ご登録いただいたメールアドレス宛にオンライン参加のためのURLを送付いたします)
題 目: 比較・国際教育学研究における「知の脱植民地化」と多言語主義の可能性
筑波大学人間系教育学域 タスタンベコワ・クアニシ 先生
講演内容:
本報告では、比較・国際教育学研究における「知の脱植民地化 decolonization of knowledge」をテーマに、グローバルな学術階層における研究者の「認識論的エイジェンシー(epistemic agency、認識の主体性)」の獲得過程を考察する。具体的には、W. ミグノロの「発話の位置 locus of enunciation」などの脱植民地性の考え方 (decolonial thought)の理論を援用し、旧ソ連圏のカザフスタン出身で現在日本を拠点とする発表者自身の経験を、オートエスノグラフィーの手法を用いて分析する。
知の生産において「中心と周縁」の非対称性が存在する中、カザフ語、ロシア語、日本語、英語を横断する発表者の多言語実践は、単なる伝達ツールを超え、いかにして既存の学術的ヒエラルキーに抗う力となるのか。
本報告では、この多言語実践を通じた学知とアイデンティティの構築過程を明らかにする。本報告を通じ、人間系の多様な分野に通底する「研究者のポジショナリティ」や「知の地政学」について、分野横断的な議論を深めたい。
お問い合わせ先:筑波大学人間系リサーチラウンジ
(research#@#human.tsukuba.ac.jp)
「#@#」を「@」に置き換えてください。
