【論文掲載】青年・成人の場面緘黙当事者・経験者271名における症状や治療、職業等の現状を調査
心理学学位プログラム前期課程2年生の田中佑里恵さん(指導教員:水野雅之准教授)が筆頭著者の論文『青年・成人の場面緘黙当事者・経験者における症状・治療・職業等の状況―271名を対象としたウェブ調査より―』が場面緘黙研究に掲載されました。
タイトル: 「青年・成人の場面緘黙当事者・経験者における症状・治療・職業等の状況―271名を対象としたウェブ調査より―」
著者: 田中佑里恵
URL: https://mutism.jp/journal/archives/jjsm_3-1/
参考: https://sites.google.com/view/mizunolab/(水野研究室のHP)
内容紹介:
本研究では、13–55歳の青年・成人の場面緘黙当事者および場面緘黙経験者271名へのウェブ調査を行いました。場面緘黙の診断・治療を受ける者は少なく、早期発見・早期支援は十分にされておらず、当事者・経験者ともに、併存症が多く見られ、無職の者の割合が高いことが示されました。場面緘黙の認知度の向上や、早期発見・支援・知識提供、当事者・経験者の両方の困難に対する診断・治療・支援が必要とされます。